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【そだねーが訛っていると気づかなかった(笑)】

「そだねー」というコトバは、やや身内的関係において
同意的心情を表現するものだと思いますが、
まぁ、北海道では一般的に使われていると言っていいでしょう。
おおむね女子が多く使うけれど、男性も親しい関係ではよく使う。

〜「そだねー」指摘に、藤沢五月「なまっているんだ」
カーリング女子のLS北見は銅メダルの快挙とともに、
競技以外も話題を集めた。
 本橋は、休憩中にイチゴなどを食べることについて聞かれ
「カーリングに興味を持ってもらえれば。『もぐもぐタイム』をきっかけに、
戦術なども練りに練っているので、注目してください」とにっこり。
北海道弁の「そだねー」について藤沢は
「みんな北海道出身なので(そだねーが)なまっているんだ、
と気づかなかった」と話した。〜日刊スポーツWEBから。
さわやかな印象で連日長時間、お茶の間のみなさんに真剣な戦いが
放送されたことで、インターバルの時間に流れる会話が
いかにも「癒される」と話題になったということですが、
地元人としては、北海道女子の魅力が発信されてまことにウレシイ。

北海道「弁」というのは、日本各地からの移民が素地なので、
さてどれが方言なのか、自分たちもよくわからない。
インターナショナルっていうか、日本民族混合の象徴というか、
どれもが日本各地のルーツを持った原・方言があって、
その上で北海道的アレンジが加わっているのではないかと思います。
この「北海道的アレンジ」だけが北海道方言に相当するといえば、
「いいっしょ」「なんもさ」とかの同意的感覚表現が多いように思います。
きっと、日本各地からやってきた人たち同士が親密になるのに、
まずは同じ心情を共有する言語機能が発達するというのは、
人類学の西田正規先生の著作でも学説が述べられていた。
他者同士がコミュニケーションするのにまずは「安全保障」が最優先で
「友好的雰囲気」づくりが言語の最初の目的だった,とする考え方です。
今回「物議」を醸したカーリング日本代表選手たちの会話は
まことに楽しい話題を提供してくれたと思います。
また、競技の結果に対して率直によろこび、
競争者への配慮や、ネクストへの挑戦心などコメントもさわやかだった。
郷土を同じくするものとしてまことに誇らしい気持ちです。

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